端午の節句行事である菖蒲葺き(しょうぶふき)が、令和5年5月2日に白幡天神社の境内で執り行われました。
端午の節句行事の意義の一つは、疫病の退散と無病息災を願うことにあります。疫病による困難に直面した現代においてこそ、この伝統行事にこめられた先人達の知恵と願いに想いを馳せつつ、行事を継承することが大切なのではないでしょうか。
菅野では昭和20年代頃まで菖蒲葺きが行われていましたが、時代の変化とともに廃れてしまいました。白幡天神社で今日行われている菖蒲葺きは、神社、地域の方々、近隣の小学校の協力によって、平成24年に地域の伝統行事として再興されたものです。
当日は、神職が菖蒲葺きの意義や由来について講義をした後、菅野小学校の生徒や地域の方々が、菖蒲を門の屋根の上に投げました。